離乳食(英国)

離乳食日記:無料の印刷用テンプレートと使い方

卵をあげたのが何曜日だったか思い出そうとしなくてすめば、離乳食はもっと楽しめます。シンプルな日記、NHS(英国の国民保健サービス)のアレルゲン一覧、そしてGP(かかりつけ医)やヘルスビジター(地域の保健師)に連絡したほうがよいサインをご紹介します。

かんたんな答え

離乳食日記は、赤ちゃんが何を食べ、それでどんな様子だったかを記録するシンプルな日記です。食事ごとに、日付と時刻、すべての食材、新しい食材はどれか、食べた量、気に入ったかどうか、そしてその後の睡眠と次のおむつの様子を書き留めます。アレルギーの原因になりうる食べ物を始めるときにとくに役立ちます。NHSは、そうした食べ物を1種類ずつ、少量から与えるよう勧めています。

NHSは、母乳または粉ミルクと並行して、生後6か月頃から離乳食を始めることを勧めています。最初の数週間は、おもに新しい味や食感に慣れることが中心で、比較的短い期間に多くの新しい食材を試すことになります。日記があれば、卵を始めたのが月曜日だったか火曜日だったかを、木曜日に思い出そうとしなくてすみます。

離乳食日記に記録すること

  • 食事やおやつの日付と時刻。
  • すべての食材。料理に隠れているものも含めます。バター、チーズソース、パスタの小麦など。
  • 新しい食材。とくに、下に挙げたアレルゲンに当たるもの。
  • おおよその量。「数さじ」「トーストスティック半分」など。
  • 気に入ったかどうか。「拒否」から「とても気に入った」まで。
  • その後の睡眠と次のうんち。おなかの不調は、ほかよりも先にここに表れることがよくあります。
  • いつもと違うこと。発疹、赤いほっぺ、嘔吐、鼻水、そして歯の生え始めや風邪といった状況。

チェックしていくNHSのアレルゲン一覧

NHSは、次の食べ物をアレルギー反応を引き起こすことがあるものとして挙げています。ほかの食べ物と同じように生後6か月頃から始められますが、反応に気づけるよう、1種類ずつ試します。1つ始めて問題なく食べられたら、NHSは、アレルギーのリスクを減らすため、その食べ物を赤ちゃんの普段の食事に取り入れ続けることを勧めています。また、ピーナッツと鶏卵を生後6〜12か月を過ぎて遅らせると、それらのアレルギーのリスクが高まる可能性があるとも述べています。

アレルゲン最初に与えやすい方法初めて試した日今も食べている?
牛乳全脂肪のヨーグルト、または料理に使う牛乳(12か月になるまでは主な飲み物にはしない)
卵しっかり加熱したスクランブルエッグまたはオムレツのスティック(British Lion の卵は半熟でも与えられる)
グルテン小麦のトーストスティック、パスタ、クスクス、大麦、ライ麦
ナッツ類・ピーナッツ水やミルクでのばしたなめらかなピーナッツバターまたはナッツバター、または細かく挽いたナッツ。丸ごとのナッツは絶対に与えない
種子類(とくにごま)ピューレやフムスに混ぜた練りごま、細かく挽いた種子類
大豆豆腐、豆乳ヨーグルト
魚ほぐしたサーモンまたはたら。骨がないか丁寧に確認する
甲殻類・貝類しっかり加熱したえびを細かく刻んだもの(生や加熱が不十分なものは絶対に与えない)
豆・レンズ豆・えんどう豆つぶしたレンズ豆、えんどう豆、フムス

NHSの一覧には、セロリ、マスタード、二酸化硫黄(ドライフルーツやフルーツジュースに含まれていることがあります)も含まれています。赤ちゃんがすでに食物アレルギーと診断されている、または湿疹がある場合、あるいは家族に食物アレルギー、湿疹、ぜんそく、花粉症がある場合は、これらの食べ物を始める前に、GPやヘルスビジターに相談してください。

印刷できる離乳食日記

1食につき1行です。気づいたことがなければ、欄は空白のままで大丈夫です。

曜日・時刻食べ物・食材初めて?量気に入った度(1〜5)睡眠(1〜5)うんち(1〜5)メモ・反応
火 午前9:00オートミール(オーツ麦、牛乳)、つぶした梨牛乳 ✓6さじ545問題なし。2時間様子を見た。

気に入った度:1 拒否、2 好きじゃなかった、3 普通、4 気に入った、5 とても気に入った。睡眠:1 落ち着かない〜5 深い。うんち:1 異常〜5 赤ちゃんにとって正常。

反応に気づくには

新しい食べ物への反応のほとんどは軽いものです。心配に見えること(赤いほっぺ、汚れ方がひどいおむつ、眠れない夜など)も、実は歯の生え始めや風邪が原因だったということがよくあります。見つけたいのは、同じ食べ物のあとに繰り返し出る症状です。NHSによると、アレルギー反応では次のような症状が出ることがあります。

  • 赤くてかゆい発疹、または湿疹の悪化
  • 唇や顔の腫れ
  • 赤く、かゆみがあり、涙が出る目
  • 吐き気や嘔吐、おなかの痛み、下痢または便秘
  • ぜーぜーする息づかい(喘鳴)やせき、くしゃみ、鼻水または鼻づまり

NHSによると、反応は通常、新しい食べ物を食べてから数分以内に起こりますが、最大2時間かかることもあり、牛乳アレルギーなど一部のアレルギーでは最大3日かかることもあります。睡眠とうんちの欄が大切なのは、そのためです。

次の場合は、すぐに999番(日本では119番)に電話してください

赤ちゃんが呼吸しづらそうにしている、のどや舌が腫れている、顔色が青白くなってぐったりしている、または食べたあとに倒れた場合です。これらはアナフィラキシーのサインである可能性があり、緊急の医療対応が必要な状態です。症状が軽い場合は、その食べ物をやめて、もう一度与える前にGP、ヘルスビジター、またはNHS 111(英国の医療相談窓口)に相談してください。また、牛乳のような主要な食べ物を自己判断でやめてしまわないようにしてください。NHSは、赤ちゃんの栄養が不足するおそれがあると注意しています。

AllerLogを離乳食の記録に使う

AllerLogは、同じ日記をiPhoneで使えるアプリです。紙の日記にはないリマインダーも付いています。

  1. 食事を記録+をタップし、朝食、昼食、夕食、おやつのいずれかを選んで、あらかじめ用意された158種類の食材から追加します。牛乳、卵、魚、ピーナッツ、ナッツ類には、すでにアレルゲンのフラグが付いています。
  2. 評価する気に入りましたか?で星をタップし、お昼寝とおむつの様子がわかったら、睡眠と排便のスコアを1〜5で追加します。
  3. 新しい食材のあとに通知初めての食材の3時間後と、フラグ付きのアレルゲンの1時間後にAllerLogが確認の通知を送るので、様子を記録し忘れません。
  4. 試した食材を確認食材の画面にあるアレルゲンと未試食のフィルターで、どのアレルゲンを取り入れ済みか、まだ試していない食材は何かがわかります。
  5. GPの診察に持っていく食材を開くと、提供回数と、それらの食事の経過を示すグラフが見られます。
食事のあとにAllerLogで睡眠と排便のスコアを1〜5で評価する画面

よくある質問

離乳食はいつから始めればいいですか?

NHSは、生後6か月頃に離乳食を始めることを勧めています。この頃になると、赤ちゃんは座った姿勢を保ち、首がすわり、目と手と口を連動させて動かせるようになり、食べ物を押し出さずに飲み込めるようになります。もっと早く始めようと考えている場合は、先にヘルスビジターまたはGPに相談してください。

離乳食日記は付けたほうがいいですか?

必須ではありませんが、アレルゲンを進める時期がずっと楽になります。日記があれば、どの食べ物を始めたか、赤ちゃんの様子はどうだったか、同じ食べ物のあとに症状が繰り返し出ていないかがひと目でわかります。心配なときにGPが聞くのは、まさにそのことです。

英国で一番おすすめの離乳食アプリは何ですか?

何を求めるかによります。レシピアプリは献立のアイデアに役立ちます。AllerLogのような記録アプリは、日記の部分に特化していて、食事の記録、気に入ったかどうかの評価、睡眠と排便のスコア付け、新しい食材やアレルゲンのあとの確認のリマインドを行います。

出典・参考資料

  1. Weaning — NHS Best Start in Life
  2. Your baby's first solid foods — NHS(英国)
  3. Food allergies in babies and young children — NHS(英国)
  4. Foods to avoid giving babies and young children — NHS
  5. Anaphylaxis — NHS(英国)

AllerLogは、あなたと小児科医がパターンを見つけるのを助ける、記録と日記づけのためのツールです。医療機器ではなく、いかなる病気の診断、治療、予防も行いません。このページは一般的な情報であり、医学的なアドバイスではありません。お子さんの食事、アレルギー、健康については、必ず資格のある医療専門家に相談してください。食後に、お子さんの呼吸が苦しそう、顔や舌が腫れている、全身にじんましんが広がっている、嘔吐を繰り返している、ぐったりしている、または顔色が青白い場合は、ただちにお住まいの地域の緊急通報番号(日本では119番)に電話してください。